利他の功し

15/18

123第五章　事　例　この章では、具体的な事例を基に、「利他」の行為について一緒に考えていきたいと思います。利他にも深しん浅せんがあります。「真の利他とは何か？」をこの章で掴んでください。「質問」と「私の答」、という形式ですが、その答えは、これだけが正しいというものではありません。「著者ならこうする」というのが、「私の答」と理解してください。各事例の登場人物の年齢等によって、中学生の利他、高校生の利他、大学生の利他、社会人の利他、と分けます。読者の皆さんも、自分なら、どのような答えを出すか、利他を前提として考えてみてください。　なお、（参考）から答えを選ぶ場合は、なぜその答えを選んだのか、その理由を考えてください。また、各事例の内容から、その後に起きるであろう展開も想像してみてください。ただし、（参考）の中に答えが無いこともあります。