精選 会計キーワード
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34 このように、一口に売上高といっても個々の取引の経済的実態に応じた会計処理が求められていることがわかります。ては、顧客に引き渡し、売上債権が成立した段階で売上高を計上します。一方、保守サービスはサービス(役務)の提供ですので、時の経過に応じて段階的に売上高を計上します。すなわち、1年ごとに200万円ずつ3年間にわたって計上していきます。 もっとも、顧客に対しては、機械装置と保守サービスを一体として販売し、内訳を明示しないケースも想定されます。その場合には、モノとサービスを区分すべきかどうか、区分するとしたらどのように区分するかといった実務上判断に迷うような事態も出てきます。

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